セッション2: ソーシャルウェブの進化
12/3「OpenID & Open Web Day」のセッション2(7:00-7:40)は、『ソーシャルウェブの進化』。
主要なウェブがソーシャル化を志向しています。既存のソーシャルネットワーキングサービスもケータイでの利用拡大など変化しています。これからのソーシャルウェブの進化について、日本の展望に国際的な視点も加えて議論します。
ユーザーの変化やサービス事業者としての課題と機会といった一般的なテーマに加え、本セッションでは下記のような論点が考えられます。
△ソーシャルネットワーキング大手のこれから:米国のMySpace、Facebook、韓国のCyworld、日本のmixi、モバゲーなど、大手SNSの現在の位置づけと今後の行方、発展の可能性は?
△セグメント分化するソーシャルウェブ:「日本のブログ」パネリストの徳力さんがブログ(http://www.ariel-networks.com/blogs/tokuriki/cat39/sns10sns.html)で指摘しているように、なんらか特化したソーシャルメディアの可能性はどうか? 新たなタイプのサービスへの期待は?
△ソーシャル化するウェブ:米ヤフーがあらゆる面においてソーシャルウェブ化させていくと今年春に戦略宣言しましたが、SNSでなかったウェブもソーシャル化が進むと見られます。あるいは他のサービスとの連携の上で新しくSNSサービスを始める企業も出てくるでしょう。
△ソーシャル・データ:ソーシャル・グラフが話題となっています。ソーシャル・データを持ち運びできるように共有利用しようという流れがあります。
総じて、SNSを含むエコシステム(生態系)が進化しつつあることが背景にあります。
「ソーシャルウェブ」という言葉は幅広い意味を持ちますが、SNSがソーシャル・コミュニケーションのプラットフォーム化し、OpenIDやOpenWebの潮流の下、このようなエコシステムが重要なテーマとなっています。
時間の制約がありますので、どこまで議論がカバーできるか分かりませんが、興味深い話が時間いっぱい繰り広げられるでしょう。
○パネリスト
・コミュニティデザイン研究所 所長 金相集 氏
・マイクロソフト株式会社 技術統括室 CTO補佐 楠正憲 氏
・株式会社ミクシィ mixi事業本部 企画部長 岨中健太 氏
○モデレーター
・XSHIBUYA 代表 本荘修二
コミュニティデザイン研究所(Community Design Labo.co.,ltd)所長 金相集(キム・サンジプ)氏
1997年以降、日本国内大手ポータルサイトのコミュニティ制作・開発を手掛ける。1000万ユーザーを超える海外のコミュニティサイトも構築。2005年NHN JapanでCURURUの起ち上げに参加し、2006年にはネクストでLococomを起ち上げた。東工大にて社会理工学研究科博士号取得。
ミクシィは説明することもないでしょう、No.1のSNSです。岨中さんは上場前からの中核メンバー(イーマーキュリー入社から4年)で、mixi事業部シニアプロデューサー、サービス企画部長を経て現職になられた方です。
マイクロソフトはLiveなどのソーシャルウェブ・サービスを開発しています。国際的な視点からの話も楽しみです。楠さんは先月はSSK21の3万円弱のセミナー「今後3年の次世代Webサービス」でパネリストをされた人気のスピーカーです。
本荘修二: ブログ http://www.honjo.biz/blog/